2007-09-17 岩絵の具 日記 #練習用 日本画を描くことの喜びのひとつに岩絵の具があります。その美しさ、粒子の違いによる微妙な色と質の差、塗りかさねによる味わいの深さ、など魅力をあげればきりがありません。自然界に存在する鉱物や珊瑚などを砕いた天然岩絵の具はいわば宝石で、貴重なため高価です。ガラス質の新岩絵の具は色数が多く、表現の幅も広がります。近年、製造過程で使用される劇物に制限があったようで、同名の色でも彩度が落ちたり、なくなってしまった美しい色があるのは仕方のないことですが残念なことです。